資産運用にはリスクを伴うもの。うまくいく時もあれば、そうでないこともあります。不動産投資やアパート経営を始める前にファイナンシャルプランナー(FP)に相談することで、あなたが「本当に資産運用する必要があるかどうか」が分かります。
ご相談者のお考えを聞いた上で資産運用が必要だという結論に達し、さらにその方の投資に向けての体制も整ったとします。
その場合、私が次にする質問が以下のようなものです。
「あなたに最良の運用方法は、本当に“不動産投資”ですか?」
誤解のないように申し上げますが、不動産投資はやり方さえ間違わなければ有効な運用方法です。これは私も家賃収入を得ている大家として断言できます。
しかしながら、不動産投資には不動産投資ならではの特徴がありますので、いくらやり方を気をつけたところで、全ての人にとって最良の運用方法とは限りません。
たとえ資産運用が必要だとしても、他の運用方法を検討せずに、そのまま不動産投資に直結させるのは少々危険な考え方です。
相続対策についても同じことが言えます。
「アパートを建てて土地の評価額を下げる」というのは相続税を下げる対策としてはポピュラーな手法ですが、それがそのご家庭にとって最良の方法とは必ずしも言い切れません。
アパートを建てることによって遺産を分割しづらくなってしまい、その結果“争族”が起こってしまうかもしれないからです。
「“お金の相談”の専門家」ファイナンシャルプランナー(FP)であれば、不動産投資だけでなく他の運用方法・相続対策にも精通しています。始めから「不動産投資ありき」ではなく、あなたにとって本当に良い解決方法がどんなものなのかを一緒に考えることができます。
ファイナンシャルプランナー(FP)に不動産投資を相談する三つ目のメリットは、
「あなたにとってぴったりの資産運用や対策がわかる」
ということです。
世の中には様々な専門家がいますが、これは運用商品全般や税務について幅広い知識を持っているファイナンシャルプランナー(FP)にしかできないことです。